注意項目事項について
自分で研いで切れなくなった及びメーカー・専門業者以外メンテナンスに出された場合」治らない及良い切れ味に戻らない場合がありますので注意してください。下記を参考にしてください。
例1、サンドペーパーなど紙やすりだけで砥いだ。
刃線は狂ってしまったり(釜刃など)粗削りだけですと錆やすくなる原因にもなります。知識のない場合裏は絶対に触ってはいけません。
例2、鋏裏について
裏刃刃線付けを通常行います研ぎは裏刃線付けも大切な要素です。
裏状態の悪い場合は裏スキをしなければならない場合があります。
「裏スキ」は研ぎではありません加工となり別途作業となります。
例3、鋏の持ち方や使用方法も知らない方の研ぎ
鋏の持ち方も知らない業者ではメンテナンス後のテストチェックも出来ません。かみ合わせ・ソリ・ヒネリ・裏刃線などの知識も無く行っているなどダメになってる場合もあります。
例4、ある程度の部品調達が出来ない研ぎ
鋏・バリカンの消耗部品・破損部品の修理ができない場合では研ぎだけでは、治せない場合もあります。鋏のネジが緩む(交換か調整が必要)・バリカン替刃のレールの消耗変形などパーツ部品交換が必要な場合研ぎだけでは直らない・良くならない場合もあります。
例5、メンテナンス充実最低限機材を使わず行った場合
最低限の機材がなく知識ない研ぎにをされた場合ダメになってる事もあります。
例6、メンテナンスに時間がかかり過ぎる研ぎ
鋏やバリカンの状態が悪くない場合メンテナンス時間は通常そんなかかる物ではありません。「形状状態の良い物はメンテナンス時間1本通常15分前後以内で仕上がると思ってます」それ以上かかる場合
私的には刃の削り過ぎ及び切れない為時間が掛かっていると思ってます。
上記の項目事項は当社が思う感想と内容ですが、全てではありません。考え方や使用してる物方法はそれぞれです。
切れない物を切れる用にする事が研ぎ業の仕事だと思っております。余計に切れなくなった、変わらなかったなど言われないように当社で研究しております。
研ぎメンテナンスに出す時の事前注意事項
知識や理論を知ってれば自分で研がれても切れますが、形状・材質・使い用途によりメンテナンス時に使用する機材道具など変わってきます。切れ味には好みがありますので、どんな切れ味が好みかメンテナンス前に細かく相談して頂けると好みの切れ味が見つかり思います。
鋏・バリカンは消耗品ですので、使用方法や使用頻度にて一生使える物もあれば、長く使用出来ない物もあります。一度ダメになった物及新品でも製造過程が悪く初めから切れない物などは治らない場合もありますので、事前に相談ください。メーカーの分からない鋏(ノーマーク品)・低価格で購入した鋏については、メンテナンスしても最良の切れ味にならない物もあります。
「料理人が業務用包丁以外通常は使用しないと思います」作りや刃材により研ぎメンテナンスしても同じ切れ味にはなりません。製造法や・刃材など色んな要素がありますが、何故安いのか・何故高いのかの意味を知ると良いと思います。中には粗悪な商品を高い値段で売ってる業者もいますが、良い物は研けば「切れる」と考えて下さい。